騒々しかったあの夏は

 今は夢の中....hanana




沖縄のホテルのバルコニーから見た夕日

風が少し冷たく感じ始める頃...
そう...夏と秋の微妙な境目の空間が私にとって一番居心地がいい季節。
秋と冬、冬と春、そして春と夏と同じような隙間にある美味しい空間を今じっくりと味わいたい。




国営沖縄記念公園に隣するエメラルドビーチには
人が少ないのに足跡だけが残っていた

夏の間 私はため息が多かった...

今年の夏はあまりにも課題が多く、外は清清しい青空なのに 部屋の中にはどんよりした雲が居座っていた。

そして、2000年の夏は敢無く終りを告げた。

3000年の夏こそ...といえないのが悲しい

正直になるのは難しいと思っていた。
自分が悪いと思っている時にでも、仲がいいと
ついその人のせいにしてしまう。

でもごめんね。って言わなきゃと思って
一生懸命に其の一言を口にした時、
すごく恥ずかしかった...

もしかしたら謝りたくなかったのは
頑固だからじゃなくて照れやだからなのかも。
それともたったひとことを言うのに
精一杯な自分がバカみたいだから?

でも言った後、心が気持ちいい...


残波岬にある灯台。この日は波が荒く、
岬の絶壁までいくと危うく大波に飲み込まれそうになった


台風が去ったばかりの沖縄の海は少し荒れていた

久しぶりに故郷に帰ると、少し町が開発されていた。

そして近所の子供は大きくなっていて、 友人達も少し変わっていた。
大好きだった店の味も変わっていた...

帰ると必ず行くカフェがある。
そこだけはいつも変わらずにいてくれる。
マスターは優しくて、店の雰囲気も 相変わらず居心地がいい...
学生時代通っていたカフェは今訪れても 何も変わらない。
ふと自分があの頃に戻ったような気がした。

いいものは変わる必要はないんだと ふと気付かされる帰郷だった。


あの日、風の中で秋をみつけた ......hanana 2000.9.29 




海岸近くに咲いていた可愛らしいお花